5事業者を認定 和歌山市チャレンジ新商品
和歌山市内の中小企業者が開発し優れた商品を市が「チャレンジ新商品」と認定する取り組みにおいて、本年度の認定証授与式が22日、同市の市勤労者総合センターであった。市内5事業者の6商品が認定を受け、尾花正啓市長から事業者に認定証が贈られた。認定商品の中で最高の評価となる「グランプリ」にはfukufuku312の「タッチdeきるんTオールフロントT」が選ばれた。
認定期間は3年間。市は商品を市のホームページ、市報わかやまに掲載する他、商品に関する情報をツイッターやフェイスブックに投稿しPRする。事業者はビジネスチャンス創出支援事業補助金の申請対象となり、同補助金を利用する場合は補助の上限がアップする。
グランプリを受賞した商品は前田香さんが考案。発達障害児の服の悩みを解決しようと作られ、1人でも着脱できるTシャツと前後表裏どれで着ても違和感のないTシャツ。
認定証授与式では尾花市長が事業者に認定証を授与。尾花市長は認定商品について「どの製品も素晴らしい。それぞれの独創性を生かしている感じがした。和歌山の地域ブランドになるよう和歌山市としてもできる限りサポートしてまいります」とあいさつ。グランプリを受賞した商品については「素晴らしい商品。和歌山を代表する商品になるのでは。ぜひ多くの人に利用していただきたい」と期待を寄せた。
事業者が認定商品について尾花市長に説明する場面もあり、〝生姜のカフェモコ〟の「しょうがうめ」について、尾花市長は「南高梅としょうがは意外な組み合わせだが、画期的だと思う」と関心を寄せた。同店の松本和美店主は「認定商品に選んでいただきうれしい。梅干しとしょうがが合わさっており、免疫力を高められると思う。一人でも多くの方に商品のことを知っていただけたら」と話していた。
他の認定商品、事業者は次の通り。
二軸スクリューポンプSQWA型(伏虎金属工業㈱)▽X―SCOOTER LOM(glafit㈱)▽ぶんだら巻き寿司(梅光園ワールド商会㈱)