ベテラン選手健在 マスターズソフトボール

 中高齢者スポーツ活動推進支援事業・県ソフトボール協会(二階俊博会長、 霜竹俊憲理事長)のマスターズ大会が11日、 紀の川市の打田若もの広場で開かれ、 ベテラン選手のはつらつプレーが大会を盛り上げた。 試合は年齢別に4部門で行われ、 40歳以上の壮年は和歌山フェローズ、 50歳以上の実年は和歌山ヤンキースが優勝。 59歳以上のシニア・ハイシニアCは、 いきいき和歌山、 同Dは南海ヤングが制した。

 今大会は昨年末に、 ソフトボールをはじめ陸上競技やソフトテニスなど県内のマスターズ6団体が、 中高齢者の競技者増や互いの情報交換を目的に 「和歌山マスターズクラブ」 を発足して以来、 最初のイベントで、 80歳の奥出健さん(和歌山市)を最高齢に県内各地から12チーム約250人が参加した。
 40歳代、 50歳代が主力の壮年、 実年の部では、 攻守にわたってスピードを生かしたプレーや力強い打撃が注目され、 実年の部決勝では、 和歌山ヤンキースの田中投手がGⅡ打線を完封、 強力打線の援護もあり15―0で圧勝した。 三つどもえとなった壮年は、 和歌山フェローズが和歌山ヤンキースと同点の末、 抽選で1勝を挙げ、 ムードに乗ってフューチャーズにも快勝した。
 60歳代が中心となったシニア・ハイシニアの2部門は、 いきいき和歌山と南海ヤングがともに2勝を挙げたが、 初戦から送りバントや走塁では絶妙の技ありプレーも飛び出し、 ベテラン選手健在をアピールした。 各試合結果は次の通り。
 【壮年】和歌山ヤンキース12―0フューチャーズ▽和歌山フェローズ6―6和歌山ヤンキース(和歌山フェローズの抽選勝ち)▽和歌山フェローズ7―1フューチャーズ

 【実年】和歌山ヤンキース15―0GⅡ
 【シニア・ハイシニアC】いきいき和歌山4―1田辺シニア▽田辺シニア22―5白浜シニア▽いきいき和歌山13―4白浜
 【同D】和歌山南海7―4コマンド和歌山▽南海ヤング7―0和歌山南海▽南海ヤング11―1コマンド和歌山