県内の累計感染者1000人超 新型コロナ
和歌山県は25日、県内で新たに10~80代の男女9人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は1001人となり、4桁に達した。また、入院中の和歌山市の80代女性の死亡が25日に確認されたことも発表した。県内の死者は13人目。年明け以降では6人目となった。20人が退院し、25日午後1時時点で133人が入院。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は和歌山市が19・7、県全体は12・6となった。
亡くなった女性は10日から発熱、せき、頭痛が続き、13日に医療機関を受診。15日に陽性が判明し、肺炎像も確認された。酸素投与を受けていたが19日から病状が悪化し呼吸困難に。25日午後に新型コロナウイルスによる死亡が確認された。複数の基礎疾患があったという。
保健所別の感染者数は、和歌山市6人、岩出2人、大阪府1人。和歌山市の感染者は50代自営業女性、80代無職女性、50代会社員男性、70代パート職員女性、20代会社員男性、60代会社員男性。50代女性は24日に感染が発表された知人女性と22日に飲食をしていた。
県内の感染者は、昨年2月13日に感染が初確認されてから、12月6日に500人を超え、50日で2倍の1000人に達した。県福祉保健部の野㞍孝子技監は25日県庁で記者会見し、「第3波で感染者が増加し、年末に若者を中心とする活発な行動でさらに増えた」と話した。