大型クレーンが転倒 新宮紀宝道路の建設現場
28日午前10時30分ごろ、和歌山県新宮市と三重県紀宝町を結ぶことになる近畿自動車道紀勢線・新宮紀宝道路の工事現場で、作業中の大型クレーンが転倒する事故が発生した。けが人や他の建造物などへの被害はなかった。
国土交通省紀南河川国道事務所によると、事故があったのは熊野川河口部付近で行っている橋梁上部工事の新宮市側の建設現場。70㌧級の大型クレーンが資材のつり下げ作業中に倒れた。
一般に、70㌧級のクレーンは腕に当たるブームの長さが10~45㍍程度に伸縮する。今回の事故現場は河川敷のため、近くに民家や他の建造物はなく、伸びたブームが横倒しとなったが、建設現場以外の第三者への被害は発生しなかった。
同事務所は、現場周辺の工事の一部を中断し、事故原因を調査している。