県内で2件クラスター 14人がコロナ感染
和歌山県は3日、県内で新たに幼児~80代の男女14人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は1085人となった。9人が退院し、3日午後1時時点で87人が入院している。
保健所管内別の感染者数は和歌山市7人、岩出6人、海南1人。年代別では、幼児、20代、80代が3人ずつ、30代2人、70代、10代、60代が各1人。
すでに入院患者や看護師の感染が発表されている和歌浦中央病院の関係では、新たに職員の同居家族1人と入院患者3人の感染が判明。県は県内23例目のクラスター(感染者集団)に認定した。新たに感染が判明した入院患者はいずれも80代で男性2人、女性1人。2人が和歌山市在住でもう1人は海南保健所管内在住。
また、2日に感染が発表された50代保育士女性が勤務する施設や園児を検査したところ、新たに女性保育士2人と園児3人の感染が判明。施設は岩出市立上岩出保育所で、県は県内24例目のクラスターに認定した。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は3日県庁で記者会見し、「さらなる感染予防対策の徹底と(発症後の)早期受診をお願いしたい」と呼び掛けた。