家からスマホで確定申告を 本谷さんがPR
16日から始まる所得税の確定申告を前に、和歌山地方合同庁舎(和歌山県和歌山市二番丁)で4日、同市のモデル、本谷紗己さんがスマートフォンを利用して、国税電子申告・納税システムの「e‐Tax(イータックス)」を模擬体験しPRした。
2018年分から始まった同システムでは、自宅などからスマートフォンで確定申告が完結できるため、会場の混雑緩和や三密の回避にもつながる。また、期間中であれば24時間利用可能な他、還付金の振り込みは約3週間とスピーディーであるなど、さまざまなメリットがある。
税務署職員の指導を受けながらスマートフォンで申告書の作成を模擬体験した本谷さんは「これまではパソコンで確定申告をしていたが、普段スマホを使うことが多いので、自宅で24時間いつでもできるのは、すごく手軽で便利でいいなと思った」と笑顔でPRした。
税務署では、e‐Taxの他、入場時間指定の整理券を発し入場者数をコントロールするなど、感染症対策を強化している。整理券に関しては、LINEを通じたオンライン事前発行も可。
また、国税庁は2日、緊急事態宣言の延長を受けてことしの確定申告期間を1カ月延期すると発表した。4月15日まで延長することで、十分な申告期間の確保と会場の混雑回避の徹底を図る。