みなべ―田辺が事業化 阪和道の4車線化推進
阪和自動車道みなべインターチェンジ(IC)―南紀田辺IC間の2・2㌔の4車線化が、2021年度に事業化される見通しとなった。二階俊博自民党幹事長が4日、国土交通省幹部からの報告として地元関係者に伝えた。
二階事務所によると、すでに事業中の4車線化事業では、みなべIC付近の3㌔が今月27日に、印南IC付近から印南サービスエリア(SA)までの3㌔が4月10日ごろに付加車線として開通することも決定。さらに、有田IC―印南IC間(29・2㌔)の4車線は12月末までに完成する見込みとなった。
紀伊半島一周の高速道路整備は、19年度に全線が事業化されており、予算配分や工事が進行中。20年度第3次補正予算では、すさみ串本道路に64億円、串本太地道路に8億円、新宮道路に3億円、新宮紀宝道路に30億円、紀宝熊野道路に3億円、熊野道路に22億円が配分されている。
二階氏は「一日も早い高速道路の紀伊半島一周完成に向けて、国、県挙げて頑張る」とコメントし、用地確保をはじめ地元自治体などの協力を呼び掛けた。