13団体に感謝状 震災被災者の救助に貢献

 東日本大震災被災者の救助・救援に貢献したことをたたえ、 県は14日、 県内13団体に感謝状を贈った。 仁坂吉伸知事は、 感謝状を団体の代表者に手渡し、 「いろいろな武勇伝がたくさんありました。 紀伊半島では、 これから大きな地震が来ると予想されていて、 これが恐ろしい。 その節も協力をよろしくお願いしたい」 と話した。

 日本防災士会県支部支部長の梅木直幸さんは、 県社会福祉協議会のボランティアバスに参加して被災地でボランティア活動に当たり、 「岩手県大槌町で 『和歌山県ここにあり』 というのを分かってもらえたと思う。 逆の立場になることも考えられる和歌山で、 和歌山のためになる、 と思ってやれることを全力投球でしました」 と話した。

 約2カ月にわたって大型バスで救援物資の搬送に協力した県トラック協会会長の龍田潤三さんは、 「阪神淡路大震災の経験がある会員もいたので、 支援の気持ちが燃え上がり、 近畿でも先駆けて駆け付けることができた。 ライフラインが切羽詰まった時の、ものの考えを学んだ」と話していた。

 感謝状を受けた団体は次の通り。

 日赤和歌山医療センター(百井亨院長)▽県医師会(柏井洋臣会長)▽県立医大(板倉徹理事長)▽県トラック協会(龍田潤三会長)▽県倉庫協会(田中唯一会長)▽上山遺児育英会(上山英介理事長)▽きのくに信用金庫(香山正人理事長)▽紀陽フィナンシャルグループ役職員一同▽新義真言宗総本山根来寺▽県病院協会(成川守彦会長)▽日本防災士会県支部(梅木直幸支部長)▽社会福祉法人県社会福祉協議会▽川永団地連合自治会 (中谷正次会長)