京奈和道が県内全通へ 3月18日阪和道直結
国交省和歌山河川国道事務所とNEXCO西日本関西支社は13日、整備を進めてきた京奈和自動車道紀北西道路の和歌山ジャンクション(JCT)―岩出根来インターチェンジ(IC)間6・5㌔を3月18日に供用開始すると発表した。
同区間は暫定2車線で供用し、開通時間などの詳細は後日発表の予定。
今回の開通により、京奈和自動車道の県内全区間(40・4㌔)がつながり、和歌山JCTで阪和自動車道に接続される。移動時間が大幅に短縮され、産業や観光への好影響が期待される。
京奈和自動車道は奈良県内の五條北IC―御所南IC間が今夏の供用開始を予定しており、これが開通すれば、同県橿原市の橿原高田ICから和歌山JCTまでの61・7㌔が結ばれる。
紀北西道路の開通決定を受けて、仁坂吉伸知事は「阪和自動車道と直結することで高規格幹線道路網のネットワーク効果を高め、地域の発展に大きく寄与する」と期待を寄せた。和歌山市の尾花正啓市長は「紀北西道路が全線つながることにより、物流の活性化や企業誘致、さらに観光の振興にも非常に大きな効果が期待される」、岩出市の中芝正幸市長は「市内交通渋滞の緩和や生活の利便性が向上するだけでなく、産業・観光面から京都、奈良、和歌山間の地域活性化が期待され、防災面でのネットワーク化が図られる」とそれぞれ喜びのコメントを発表した。