市民と専門家つなぐ 「街づくりセンター」発足

 地域でまちづくりを推進する団体と専門家らをつなぐ、まちづくりの中間支援組織「NPO街づくり支援センター」(和歌山市美園町、濱田学昭代表)が発足した。市民と行政などの専門家が連携し合うことで地域活性化を目指す。

 都市計画などの専門家を地域の団体に紹介することでまちを活性化する、公的組織による支援システム「まちのプラットホーム」が全国的に展開されている。和歌山を除く近畿2府4県でも同システムが取り入れられており、濱田代表(68)は「目標をしっかりと持ち、自分たちで行動を起こしていこう」と専門家らに協力を呼び掛けた。

 同会は、行政や弁護士、建築家、大学教授などの専門家で構成。まちづくりに関心のある人を集めた基盤づくり▽モチベーションの持続や向上▽魅力的なまちへの価値づくり▽支援の仕組みの設計や開発▽調査研究・資料公開▽リーダー養成など、必要に応じて支援する。

 濱田代表は「世界や現代の生活スタイルを視野に入れながら、まちを次の世代に引き継いでいけるようにしたい」と意気込んでいる。

 問い合わせは濱田代表(℡090・4301・1426、メールhamadata@zeus.eonet.ne.jp)。