和歌山で42年ぶり 全国都道府県議会議長会
第140回全国都道府県議会議長会定例総会が25日、 和歌山市のモンティグレ (ダイワロイネットホテル和歌山) で開かれ、 都道府県議会の議長、 副議長、 事務局長ら約200人が一堂に会し、 東日本大震災に関する決議などを採決した。 毎年3回の定例総会のうち、 秋は各都道府県で持ち回りで開いており和歌山では昭和44年以来、 42年ぶりの開催となる。
冒頭で開催地を代表して新島雄県会議長は 「自然災害の大変厳しい年で、 被災地を応援してきて地方自治の志を持つものとして強い絆を感じる。 住民の要望、 地方の声を国政に反映させていくため、 都道府県議会が結束することが何より重要では」、 仁坂吉伸知事は 「台風12号で被害を受けた和歌山もいいピッチで復旧復興が進んでいる。 全国の議会が一堂に会した場で、 ノウハウを交換し、 切磋琢磨してもらえれば」 とあいさつした。
この他、 在職10年以上の永年勤続功労者の議員51人を表彰。 県議会からは、 25年以上在職した井出益弘議員、 15年以上の長坂隆司議員が受賞した。
議事では新島議長が議長を務め、 109項目ある東日本大震災関連対策等の推進に関する決議、 29項目ある同震災に伴う原子力発電所事故対策に関する決議、 来年度の政府予算編成に対し38項目からなる国への提言を採決・可決した。 また、 第143回の開催地は静岡県に決まった。