大型化で見やすく 和歌山駅西口「おでかけ案内板」

 「これは見やすくてええわ」。JR和歌山駅西口公共バスターミナル内の総合案内板が「和歌山市おでかけ案内板」(168㌢×280㌢)として大型化するなどリニューアルされ、好評を得ている。運賃や所要時間も明記し、観光客にも便利な内容になっている。

 観光客誘致のために同駅の案内機能向上を目指す市が看板を設置し、和歌山バス㈱(井上慎治社長)の若手、女性社員らで構成するプロジェクトチームが表記内容を作成。「市都市圏公共交通路線図」を作っている「わかやま小町」(和歌山の交通まちづくりを進める会)のアドバイスも取り入れている。

 「見やすく、分かりやすく、使いやすく」をコンセプトに、看板は従来の2倍の大きさ。行き先を「買い物」「病院」など8つに分類し、約60カ所の目的地をピックアップして掲載。乗り場を色別に分けたり、運賃や所要時間なども細かく表示し、一覧できるようにした。

 連日多くの人が案内板を見ており、近くにいる案内係に尋ねることなく目的の路線にたどり着いているよう。和歌山を初めて訪れる観光客にとって分かりやすい案内板として機能すれば、観光客アップも期待できそうだ。