夕暮れは反射材着けて 加太で高齢者に呼び掛け

 和歌山北地区交通安全母の会 (北島益美会長) は30日、 高齢者の交通事故を防止しようと、 和歌山市加太地区の高齢者宅約300軒を訪問する交通安全啓発活動を行った。

 県交通安全母の会連絡協議会が、 高齢者の交通事故防止対策として、 ことしから県内14地区で実施。 活動に参加した加太地区老人会、 和歌山北署員、 同会の会員ら約40人は、 7つのグループに分かれ、 65歳以上の高齢者宅を一軒ずつ訪問。 玄関で会員らが、 「夕暮れ時の交通事故が多いので、タスキを掛けて気を付けてください」 と啓発のチラシと反射材 (タスキ) を手渡すと、 どのお年寄りも 「ありがとうございます。 タスキを掛けて気を付けます」などと笑顔で答えていた。

 同地区の西山たか子さん (71) は 「家まで来てもらって本当にありがたいですね。 タスキは助かります。 事故に遭わないように注意します」 とにっこり。 同署交通課の千田量也課長 (53) は 「午後5時から8時の間で、 横断中のお年寄りの死亡事故が増加しています。 ぜひタスキを着けてほしい」 と話していた。