タカショー 横浜、新潟に営業所開設
ガーデニング大手、 ㈱タカショー(本社=海南市南赤坂、高岡伸夫社長)はこのほど、 横浜と新潟に2営業所を開設し、 来年1月6日から本格的に業務を開始する。 同業界は海外に比べてまだまだ発展途上にあるといい、 同社は 「不景気にこそ業務を拡大し、 和歌山から元気を発信していきたい」 としている。
新潟営業所は、 新潟県新潟市に設置。 約800平方㍍のショールームも開設し、 プロが使える本格的な製品を中心に充実させた。 タイルやフェンス、 庭用家具など幅広い商材をそろえ、 県内だけでなく近県の市場拡大を目指す。 また、 立地条件も良く、 バイパスがすぐそばを通ることや、 近隣にはショッピングセンターや工業団地、 分譲住宅が並ぶなど、 これから庭づくりをする人に向けても市場を開拓していく。
横浜営業所は、 神奈川県横浜市の住宅展示場 「ハウスクエア横浜」 内に設置。 同県や静岡県などを商圏に営業していく。 特に神奈川は人口が東京都に次いで第2位(約900万人)と多く、 販路の拡張が期待できる。
また、 売り上げではことしの震災の影響を受けた節電モード、 猛暑などを背景に、 雨水タンクや日陰をつくるネットなどエコ製品の販売が好調だった。 最近では少子化や高齢化の影響から、 暮らしやすいコンパクトな住まいに改装する 「減築リフォーム」 も注目されつつあり、 ガーデニングへの需要も高まってきている。
同社は 「家庭菜園やくつろぎの場といった庭づくりにお金をかける時代はきっとくるはず。 まだまだ伸びる業界だと思っています」 と攻めの姿勢を示している。