山本君に最優秀 差別をなくす人権作文
県内の小中高校から7167点の応募があった「差別をなくす人権作文」(県人権啓発センター主催)で、紀の川市中鞆渕の市立鞆渕中学校3年生、山本俊也君(15)の作品「僕の体験から」が最優秀作品に選ばれた。
大阪府出身の山本君は昨年1月から、山村留学生として同校に転校し、寮生活している。作文は大阪の学校での自身の体験を書いたもの。中学1年生の時に友達との付き合いがうまくいかず、精神的な病気にかかってしまった。再出発しようと同校への転校を決意。その後、良き仲間と巡り合い、人と人との絆の大切さが分かったとつづった。
山本君は「1番だなんてびっくりです。人は本能的に優劣を付けたがります。でも人を傷つけるいじめは絶対に駄目です」と話していた。