大漁旗でにぎやかに 旧正月祝い雑賀崎漁港

 旧正月を祝う和歌山市の雑賀崎地区では、来月5日まで漁が一斉休漁。漁船には大漁旗が掲げられ、にぎやかな雰囲気になっている=写真。

 漁師の池田健一さん(79)によると、市内で旧正月を祝うのは雑賀崎だけ。一昔前は晴れ着の女性などもいて、今より派手だったという。休漁にするのは、この時期は風が強く、漁には向かないなどの理由もあり「代々受け継がれたのではないか」という。

 市内から訪れた岡野安子さん(80)は「初めて旧正月に雑賀崎に来させてもらったんよ。大漁旗がいっぱい出てて、いい感じやね」と笑顔で話していた。