アイドルユニット「昭和時代」結成 2月にライブ

 今をときめく平成っ子たちに負けじと、 昭和生まれの女性3人がアイドルユニット 「昭和時代」 を結成した。 FMワカヤマのパーソナリティーとしても活躍するメンバーで、 2月19日には、 和歌山市毛見の和歌山マリーナシティポルトヨーロッパ内でCD発売記念ライブを行う。 3人は 「昭和のパワーで元気や勇気を届け、和歌山の音楽シーンを盛り上げたい」 と気合十分に話している。

 メンバーは、 フリーアナウンサーの宇和千夏さん、 歌手やモデルとしても活躍するShinoさん、 音楽ユニット 「QU―E」 のボーカル、 TOMYさんの3人。 最近のアイドルブームを追い風に、 ユニット名は、 韓国人グループ 「少女時代」 になぞって付けた。

 結成は、 QU―EのFMワカヤマの番組内で 「和歌山でアイドルグループを作ったら面白そう」と話題が持ち上がったのがきっかけ。それぞれ同FMで番組を持つ3人が結び付き、和歌山で活躍するミュージシャンが楽曲を提供してくれるなど、協力者を得てトントン拍子に話が進んだ。昨年9月にレコーディングやダンスのレッスンなどを開始。ライブやディナーショーも経験し、今では3人の息もぴったりに。

 オリジナル曲は、ラジオのリスナーから寄せられた歌詞を基にShinoさんがメロディーをつけた「エールを」やQU―Eが手掛けた「Stand by you」など4曲。昭和を感じさせるような、どこか懐かしい振り付けも見どころ。ライブタイトルは「今も青春、アイドル時代~君よ、歳くうことなかれ~」とインパクト大で、当日はキャンディーズの曲も披露する。

 宇和さんは今回、ピアノの演奏にも挑戦。「大人になってからは、ピアノを弾くこともなくなっていた。年齢を重ねてからもピアノをやれるんだという、一つのメッセージになれば」と意欲的だ。普段はそれぞれ別の分野で活躍する3人の新たな一面が見られるステージになりそうで、「私たちの挑戦を見てください!一緒に楽しみましょう」と呼び掛けている。

 午後3時から。田頭宜和、アロエルートらも出演。チケットは前売り1000円、当日1500円。マリーナシティなどで販売している。問い合わせは事務局(℡073・455・8439)。