107人、18団体に和歌山県スポーツ賞

 県のスポーツ水準の向上や振興に貢献したり、功績を残した選手や団体に与えられる県スポーツ賞の受賞者が16日、発表された。50回目の表彰で、式は21日、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で行われる。
 昨年の各競技大会で活躍した選手など、個人107人、18団体が選出された。個人の受賞者は、激励賞が廃止された平成17年以降では最多となった。

 スポーツ功労賞には、昭和46年の黒潮国体で陸上競技監督を務め、現在はNPO法人「はまゆう和歌山」の理事長として和歌山国体開催に向けて尽力している同市の中公之さん(67)が選ばれた。

 スポーツ優秀指導者賞には、本年度、文部科学省の生涯スポーツ優良団体表彰を受賞し、「紀の国アスリートクラブ」の会長を務める海南市の川村栄司さん(60)と、信愛中学校ソフトテニス部顧問で、選手を全国大会優勝に導いた和歌山市の辻慶一さん(40)の2人が受賞した。

 スポーツ顕賞は、体操の田中3きょうだい、レスリングの湯元きょうだいら16人が受賞。スポーツ賞の団体は、信愛中学校ソフトテニス部など12団体、個人は、和工レスリング部1年生の奥井眞生君(16)ら50人が選ばれた。スポーツ奨励賞は、個人が38、団体が6となった。最年長受賞者は81歳で陸上の中川尚司さん。最年少受賞者は7歳で一輪車の山本侑玄君だった。年齢は平成24年1月1日現在。