返送4割にとどまる 災害時要援護者の登録書
和歌山市は7日、 高齢者など災害時要援護者の登録を進めるため、 1月に対象の市民に送付した登録申出書について、 返送されたのは6908人中、 約4割の2859人にとどまっていることを明らかにした。 市議会本会議で松坂美知子議員 (共産) の一般質問に答えた。
市福祉保健総務課によると、 2月1日現在、 申出書を送付した市民のうち655人が登録し、 同24日までに2204人が登録を希望しないと返答した。
希望しない理由は 「家族で避難できる」 「施設に入所している」 が約8割を占めたことから、 永井尚子健康福祉局長は 「返送をいただいていない方の多くは、 登録を不用であると判断したのではないか」 と答弁。 その上で、 登録制度の趣旨を理解してもらうための説明書類の送付などを考えていると述べた。
松坂議員が提案した、 対象の市民宅に出向いての説明については、 実施を検討するとした。