クラシックスポーツカー50台が紀州路駆ける

 近畿2府5県を舞台にしたクラシックスポーツカーの公道ラリー 「ラ・フェスタ・プリマヴェラ2012」 が21日に始まり、 アルファロメオやマセラッティなど往年の名車約50台が、 初日に和歌山市や岩出市など紀北地域を駆け抜けた。

 イタリアで1927~57年に開かれていた伝説的なレース 「ミッレ・ミリア」 にちなんで開催され、 4回目となることし、 初めて和歌山市にスタンプポイントが設けられた。

 参加できるのは、 ミッレ・ミリアの参加車や63~67年の日本グランプリ参加車、 19~67年製造の国内外のスポーツカーなどに限られる。

 参加車は21日朝、 大阪市を出発し、 午後2時過ぎから和歌山城砂の丸広場のスタンプポイントに続々と到着。 タレントの堺正章さん、 歌手の近藤真彦さん、 元F1ドライバーの鈴木亜久里さんら著名人も参加し、 沿道のファンからは歓声が沸き起こった。

 大橋建一市長がスタンプを押し、 記念品として観光パンフレットや梅干し、 JAわかやまの 「生姜丸しぼり和歌山ジンジャーエール」 を参加者に贈った。

 ラリーは、 22日は紀南地方、 23、 24日は三重、 奈良、 京都、 滋賀、 福井各府県を巡り、 大阪市内でゴールを迎える。

 クラシックカーファンの廣井尚子さん(36)=和歌山市善明寺=は 「格好いい車が見られて楽しかったです。 お金持ちになって自分も乗ってみたいですね」 と話していた。