来月「ノルディックウオーキングクラブ」設立

 歩行を補助する2本のポールを持って歩く 「ノルディックウオーク」 を活用して地域活性化を図ろうと、 紀の川市内のサイクリングやウオーキング、 まちづくりなどの各種団体の代表が発起人となり5月12日、 「紀の川ノルディックウオーキングクラブ」 が設立される。 近年のノルディックウオークへの注目を生かし、 新たな市観光の可能性を探る。

 設立の中心となっているのは、 ノルディックウオークの普及活動を行っているNPO法人 「地域の風研究会」 の道上宏理事長。 同会は、 市が先月上旬に和歌山電鐵㈱貴志駅 (同市貴志川町神戸) 前にオープンした観光案内所 「たまプラザ」 の運営を委託されており、 新しいクラブの事務局も同所に設置する予定。
 ノルディックウオークは、 ポールを使って歩くことで上半身の筋肉が動き、 エクササイズ効果が高い。 同会は先月20日、 一般の参加者を募った初めてのイベント 「イチゴノルディック」を開いた。 当日は85人が市内をノルディックウオークで観光。 「楽しく歩いて運動できるなんて知らなかった」 と好評だった。

 道上理事長は 「紀の川市の山や川などの都会にはない観光資源を、 多くの人に楽しんでもらいたいですね」 と話している。

 また同会は5月から定例イベントを開いていく。 5月と6月は第2・4金曜日の午前10時にたまプラザを出発し、 市内にある県内最大の平池などをインストラクターと回る約2㌔のコースを歩く。 参加料はポールレンタル料300円 (インストラクター代別途必要)。 先着10人。 申し込みは道上理事長 (℡0736・64・3886)。