もう一度、甲子園へ 元高校球児のチーム募集
元高校球児が同窓会チームを結成して再び夢の甲子園を目指す大会「マスターズ甲子園」(全国高校野球OBクラブ連合主催)。全国33都道府県にチームがある中、野球王国和歌山にはなく、同連合は和歌山から大会出場を目指すチームを募集している。
大会は、元高校球児にかつて夢に見た、または舞台に立った甲子園の土を踏んでもらおうというもの。世代を超えた生涯スポーツとしての野球の楽しみを次世代に伝えていこうと、平成16年に神戸大学大学院の長ヶ原誠准教授が発案し、大会事務局を設立した。
大会は学生ボランティアが中心になり運営。各都道府県で8チームを集めて予選を行い、本大会に出場する代表を選ぶ。6府県82校で始まった大会は、33都道府県436校(5月23日現在)が参加するまでに広がりを見せている。
出場選手は元高校硬式野球部関係者に限るなど条件がある。大会は2日間で8試合行う。3回までを34歳以下のチーム、4回以降を35歳以上のチームで行う▽9回、もしくは1時間30分打ち切りで延長戦は行わず1試合のみなど独自のルールがあり、勝敗よりも甲子園でのプレーを楽しむことを重視している。
9回目のことしは11月10、11日の両日に開催。各都道府県で地方予選を開催し、抽選を経て、代表16チームが出場する。
マスターズ甲子園実行委員会のメンバーで和歌山大学教育学部講師の彦次佳(ひこじ・けい)さん(32)は「OB野球チームを立ち上げてもう一度、甲子園への夢を思い出してほしい。野球で和歌山を盛り上げられたら」と話している。
詳しくはマスターズ甲子園公式ホームページ(http://www.masterskoshien.com)。大会についての問い合わせは同大会事務局(℡078・803・7885、メールinfo@masterskoshien.com)。参加希望チームは彦次さん(℡073・457・7267、メールkei23@center.wakayama-u-ac.jp)へ。