全社員で節電ポスター作製 レンタルハウス

 夏場の電力不足に備え、 不動産会社 「レンタルハウス㈱」 (本社=和歌山市有本、 竹内弘子社長) では今月から9月末までの3カ月間、 電力使用量の昨年比10%削減に取り組んでいる。 社員らで意見を出し合い節電対策の方針を定め、 全社員50人の公募による啓発ポスターを作製。 本社含め全5店舗などに掲示し、 客にも節電への協力を呼び掛けている。

 同社では期間中、 店内の空調設定温度を通常より高めに設定▽本社・全店舗内の照明を間引き消灯▽街灯・看板照明の点灯時間短縮▽天井照明のLEDへの更新推進▽事務所・バックヤードでの一部の電気機器の使用禁止の対策を実施。 さらに、 おしぼりサービスなど各店舗で客に心地良いサービスに取り組んでいく。

 啓発ポスターは全社員が作製し、 44作品の中から総務部の小﨑夏実さん (20) の作品が採用された。 「節電にご協力お願いします」 の言葉とともに社員2人が互いにうちわで扇ぎ合っているデザインで、 背景は薄いブルーで涼しげ。 小﨑さんは「みんなで協力して節電に取り組むことをイメージして作った。 できることからやっていきたい」とにっこり。

 竹内社長 (51) は「互いに支え合うことは大切なこと。 地域に貢献したい思いで社員がアイデアを出し合い取り組んでいる。 一つひとつを深く受け止め、 先々を考え取り組んでいかなければ」と話している。