開智男子が初V 近畿高校バレー優勝大会

 平成24年度近畿高校バレーボール優勝大会兼第65回近畿6人制バレーボール高校男子選手権大会が23、 24の両日、 大阪府で開かれ、 私立開智高校(和歌山市直川)男子バレー部が初優勝を飾った。 30日から始まるインターハイへ自信と弾みを付け、 期待も膨らむ。

 大会は近畿2府4県からそれぞれのインターハイ予選で上位に進出した56校が参加し、 トーナメントで争った。

 開智のスタメンは平均身長約178㌢と全国のトップチームに比べると小柄。 その分、 スピードと頭脳を使ったバレーを武器とし、 攻守にバランスが取れている。 ライトの樫原主将(17)、レフトの2年生エース米澤裕(17)を中心とした攻撃を展開し、 リベロの木下(18)を中心に守備も安定している。

 2回戦から登場した開智は初日に和泉(大阪)、 近大泉州(同)を下し、 24日の準々決勝へ駒を進めると、 準々決勝では添上(奈良)を2―0、 準決勝は清風(大阪)を2―0のストレートで破った。 「自分たちが、 チームの時代を動かしたい」 と意気込んで挑んだ決勝戦は近江(滋賀)と対戦。 ここでも2―0のストレートで勝利を収め、 大会初優勝を勝ち取った。

 福井將人監督(45)は 「インターハイにつながる大会になった。 力も付いた」 と振り返った。 樫原主将は 「チームが一丸となって勝ち取った初優勝。 うれしかった」 とし、 「インターハイでは日本一を目指したい」 と話していた。 選手は次の皆さん。

 監督=福井將人▽コーチ=山尾綾甫▽主将=樫原択磨▽選手=木下寛一、米澤裕真、大園拓馬、岡本好輝、山本慎人、阪本龍一、飯田滉、中村聡志、米澤寛武、山本郁哉、大原宏輝、松本大輝、永榮幹也、福住勇斗、宇治田樹、石橋大地、久保智雅、飯田智士、伊奈大樹、夏原稜典、藤田晃樹、森本富幹