西脇がサヨナラで初Ｖ　学童野球の県大会

　県軟式野球連盟学童部の第６回ナガセケンコー旗大会兼第６回佐川急便旗秋季大会県予選大会は５日、海南市民運動場で準決勝と決勝が行われ、西脇（和歌山支部）がサヨナラで名田黒潮（日高）を破って初優勝を飾った。10・11月に大阪府・滋賀県で開催される近畿大会に県代表として出場する。しんぽう写真館はこちらから

◇決勝

　西脇は初回２死１塁から主砲・吉田が左中間へ適時２塁打を放って先制し、３回には１死２塁から再び吉田の中前適時打で１点を追加。同点で迎えた最終回は先頭の籔田、続く利光の連続安打で１、２塁とすると、三原のバントが相手の野戦と失策を誘い、籔田が一気に生還を果たした。

　投げても吉田が緩急をつけた粘りの投球で完投。６回に２死から守備の乱れで２点を失うも後続を打ち取り、勝ち越しを許さなかった。

　準決勝の結果は西脇３―１湯川（日高）、名田黒潮６―４上芳養（西牟婁）。

　伊藤優二監督は「準決勝のエース・花田、決勝の吉田ともよく投げ、投手を中心に守り抜くうちらしい戦いができた。今シーズン初の県大会で優勝。近畿ではレベルの高い相手に思い切りぶつかっていきたい」と笑顔を見せ、出口紗希主将は「みんなで声を出して呼び込んだ勝利。チームワークは負けない。近畿でも一丸となって優勝を狙いたい」と意気込んでいた。１、２回戦の結果と西脇のメンバーは次の通り。

　【結果】１回戦＝西脇６―１隅田、大野内海５―３根来ファイターズ、蓬莱フレンズ８―６田殿、湯川８―６田辺第二クラブ、上芳養４―０亀川、田鶴８―１名手ペガサス、紀伊６―５新宮パワーウエーブ、名田黒潮３―１柱本タイガース▽２回戦＝西脇３―１大野内海、湯川14―13蓬莱フレンズ、上芳養６―４田鶴、名田黒潮７―０紀伊

　【メンバー】出口昌紀（代表者）、伊藤優二（監督）、花田文宏（コーチ）、増井雄三（同）、出口紗希、花田大晟、吉田耕輝、増井夏竜、利光駿哉、三原佑真、亀井旺雅、和田陸登、由井野稜、籔田釆希、庄堂拓人、舩田瑞樹