ご長寿祝って記念品 大橋市長が訪問
「敬老の日」 を前に和歌山市は6日、 市内の100歳以上の高齢者を訪問し、 記念品の贈呈を始めた。 大橋建一市長は本年度に満100歳となる上甲チサトさん (99) =堀止西=の自宅を訪れ、 長寿を祝って歓談した。
市高齢者・地域福祉課によると、 市内の100歳以上の高齢者は219人 (男26人、 女193人) で、 そのうち本年度で満100歳の人が76人 (男7人、 女69人) いる。
上甲さんは愛媛県から昭和14年に和歌山に移り住み、 現在は三男夫婦と孫2人と暮らす。 昭和9年の結婚当初からつけ始めた日記は今も毎日欠かさず書いており、 生活は規則正しく、 好き嫌いなく何でも食べる。 裁縫が好きで、 季節の花々を育てるのを楽しみにしている。
大橋市長は記念品の枕、 野田佳彦首相からの祝い状と銀杯を上甲さんに手渡すと、 「お元気そうな姿を見られてうれしい。 まだまだ長生きして頑張ってください」 と笑顔で言葉を掛けた。
また、 市民生委員・児童委員協議会から梅干しとかつお節のセット、 市社会福祉協議会からは昆布茶が贈られた。
上甲さんは 「こんなに長生きするとは思っていなかった。 じっとしているのが嫌いで、 よく動くから (元気なの) でしょうか。 たくさんの方にお祝いに来ていただいてありがたい」 と話していた。