緑内障に注意を 眼科医会が無料検診
県眼科医会(黒田純一会長)は7日、市民公開講座と緑内障の無料検診を和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で行った。
緑内障は、自覚症状がないうちに視野が欠け、視力が低下する病気で、40歳以上の20人に1人が発症しているとの統計もあり、失明原因の第1位。欠けた視野は回復しないが、投薬や手術によって進行を防ぐことができ、早期の発見、治療が大切となる。
今回の講座と検診には約80人が参加。県立医科大学眼科学教室の藤田識人医師が「様々な目の不快感」をテーマに講演したのに続き、参加者は、視神経の状態を確認する眼底検査と眼圧を測定する検査を受けた。
同会の田村学副会長は、「緑内障は知らず知らず進む病気なので、40歳を超えたら1年に1度は眼科で検査を受けてほしい」と話していた。