和歌山県職員の給与据え置き 民間との差ほぼなし

 県人事委員会(守屋駿二委員長)は11日、県職員と民間の給与の格差を是正するための給与勧告を、仁坂吉伸知事と山下直也県議会議長に行った。調査の結果、本年度は民間との較差がほぼなかったため、月給、ボーナスともに改定なしとしている。

 調査は、事業所規模50人以上などの県内企業120社を対象に実施。月給は県職員37万3865円(42・5歳)、民間37万3889円で、県職員が24円(0・01%)低かった。

 ボーナスは県職員3・95カ月分、民間3・94カ月で、均衡しているため改定は行わないとしている。月給の据え置きは4年ぶり、ボーナスは2年連続。

 また国の勧告に伴い、50代後半の給与水準の上昇を抑えるため、昇給・昇格制度を見直すよう報告した。