「わかポン」リベンジならず ご当地スイーツバトル

 「フルーツ王国」 の称号奪還へ!!。西日本を代表する果物の産地、和歌山と岡山の両県が地元産果物を使ったスイーツで競う 「第2回ご当地スイーツバトル」が、岡山市であり、自慢の 「わかやまポンチ」 で挑んだ和歌山は、242票対260票の僅差で惜しくも岡山に敗れた。

 昨年和歌山で行われた初対決では、岡山に軍配。和歌山はリベンジを誓って臨んだ。岡山城周辺で開かれた 「秋のおかやま桃太郎祭り」 が決戦の舞台となり、和歌山は、有田みかんのスムージーに梅の甘露煮やミカン、イチジクなど県産フルーツをふんだんに使ったポンチで勝負。岡山側は、県産ピオーネやマスカットをアイスクリームにトッピングしたパフェで挑んだ。

 それぞれ500円で販売し、来場者がスプーンで投票。和歌山側は用意した数が完売してしまい、苦肉の策として急きょ現地で材料を調達するというハプニングも。あわや「それは 『おかやまポンチ』 では!?」 というツッコミもあろう場面。そこは目をつぶるという岡山側の寛容さに助けられて乗り切ったという。

 わかやまポンチ協会の田上義人総裁(44)は 「結果は負けてしまいましたが、大盛況でうれしい悲鳴。お子さんから年配の方まで大変喜んでいただけたのを肌で感じました。和歌山の魅力をPRさせていただき、両県の絆も一層深まりました」 と話している。

 県によると、現在わかやまポンチを提供する登録店舗は県内外に46店。12日には東京で、田上総裁らが参加し、わかやまポンチや旬の和歌山食材を味わいながら美容や健康に関するトークショーを楽しむイベント「ココ・カラ。和歌山ナイト~わかやまポンチde元気チャージ!」 (県とJAグループ和歌山主催)を開催するなど、わかやまポンチは関西圏を飛び出し、全国区へと広がりを見せている。