嶋村クラブ5年ぶりV 日曜野球秋季大会


5年ぶりの優勝を飾った嶋村クラブ

 第44回和歌山日曜野球秋季大会(大道眸運営委員長)の決勝が2日、毛見の紀三井寺公園野球場で行われ、嶋村クラブが5年ぶり7回目の優勝を飾った。春季大会準優勝の42Powersとの対戦は、嶋村クラブが3回に集中打で先制した6点を足掛かりに追加点を重ね、3投手の継投で42Powersの反撃を1点に抑え快勝。通算では第6回の夏、秋大会連覇以来、最多となる17回の栄冠を手にした。MVPは3安打を放った嶋村クラブの曲田晃士選手、敢闘賞には42Powersの平田和也選手が選ばれた。しんぽう写真館はこちらから

 ◇決勝

嶋村クラブ 0 0 6 0 1 1 1 0 0 9
42Powers 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1

 32チームが2カ月間にわたって、熱戦を繰り広げた大会の頂点を目指し決勝では、嶋村クラブと42Powersが顔を合わせた。先攻の嶋村クラブは3回、松本の内野安打をきっかけに曲田、稲葉、湯川と4安打を集中、相手守備陣の失策もからみ一気に6点を先取した。5回には無死2塁から曲田が左中間へ運び1点を追加。さらに6回、7回にも1点ずつを加え、42Powersを突き放した。

 守っては先発のマウンドを任された松本が強気の投球で、5回まで3塁を踏ませない力投を披露。6回に1死3塁から平田の左犠飛で1点を与えたが、終盤は浜田、稲葉とつなぎ、42Powersに挽回を許さなかった。 秋季大会では5年ぶり7回目の優勝旗を手にした嶋村クラブの山本監督は「準決勝で初先発に起用した佐々木が、おおつき打線を完封したのが大きかった。その勢いが決勝で好調な打線につながった。縁の下の力持ちともいえるベテランと若手の力を合わせて、来季も優勝を狙いたい」と意欲を見せた。MVPに輝いた曲田選手は「こんな賞を頂き光栄だ。得点につながるいいところで打てたのがよかった」と試合を振り返った。優勝、準優勝メンバーと準決勝の結果は次の通り。

 《嶋村クラブ》代表=園出和広▽監督兼選手=山本正一▽主将=大浦幹和▽選手=塩崎和哉、畑中勝雅、辻本英三、稲葉好泰、杉若英樹、村上貴志、山田雄一、曲田晃士、芝本弘信、中巻光平、鍵野悦宏、笠松弘義、鍵野将平、田中淳史、門川久仁朗、坂田和哉、葉糸満、田中義人、浜田貴也、佐々木翔平、松本健太、新谷和昭、前田武士、下村明、岡村洸、中山幸治、湯川茂、古谷敏顕、前田俊裕、宮地良祐

 《42Powers》代表兼選手=沼田康寿▽監督兼選手―森脇勝彦▽主将=田中滋久▽選手=中谷敬男、村岡政男、三宅史浩、尾野桂司、山崎嘉昭、北谷彰男、東隆志、田上忍、平井昌幸、秋月博至、木村健人、妹背秀和、野口浩伸、面家俊文、阿部隼弥、井本佳弘、軒義人、平田和也、小西大介、沼田稜介、岸田直樹、東浦伸治、妹背秀哉、深瀬裕信、赤松偉由、中谷彰吾、岡本和也

 ◇準決勝

克己 0 0 0 0 0 0 0 0
42Powers 2 0 0 0 0 0 X 2
嶋村クラブ 0 0 0 0 0 0 2 2
焼鳥おおつき 0 0 0 0 0 0 0 0

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