17日まで「はちのす会」木彫展

 「和歌山はちのす会」の木彫作品展が17日まで、 和歌山市湊通丁北のアバローム紀の国ギャラリー龍門で開かれている。 4年に1度の4回目の作品展で、 和歌山文化センターで木野フク子講師 (66) に学ぶ男女7人と木野講師が、複雑な彫りを施した時計や裁縫箱、 盆、 皿など90点以上を出品している。

 作品は優美なものからメルヘンチックなものまで多彩。 開くと鏡が現れるポケット付きベスト、 クリスマスのツリーやリース、 脚にもブドウの葉と実を彫り込んだ木野講師のコンソールテーブルもある。

 そりに乗って飛ぶサンタクロースを、カラフルに躍動感たっぷりに表現した額 「オーロラを越えて」 などを出品した同市美園町の平川彩榮さん (78) は、 「木を彫っていく感触が好きです。 先生のおかげで18年続いています」。 バラのレリーフなどを出品した紀の川市貴志川町の西風朝子さん (63) は 「マイペースでできるのがいいです。 同じデザインでも個性が出るのが楽しいですね」 と話していた。 午前10時から午後6時 (最終日は4時)。