師走の決戦、あす投票
第46回衆院選は16日に投票を迎える。 県内3小選挙区に立候補した計11陣営による熱戦も15日限りとなり、 各候補とも最後の訴えに声を振り絞り、 票の上積みに懸命に走った。 政権交代から3年3カ月、 既成政党と第三極をうかがう新興勢力がしのぎを削る選挙戦の決着は、 そして次の政権はどうなるのか。 有権者の審判が注目される。
立候補者の顔触れは届け出順に、 1区が民主前職の岸本周平(56)、 維新元職の林潤(40)、 自民新人の門博文(47)、 共産新人の国重秀明(52)、 2区が維新前職の阪口直人(49)、 自民前職の石田真敏(60)、 共産新人の吉田雅哉(37)、 民主新人の坂口親宏(52)、 3区が共産新人の原矢寸久(61)、 維新新人の山下大輔(45)、 自民前職の二階俊博(73)の各氏。
政権交代の風が吹いた平成21年8月の前回衆院選では、 当選者の得票が、 1区(投票率67・31%)は約12万票、 2区(同72・12%)は約9万票。 今回は民主、 自民、 共産、 維新の4陣営が立ったことで各候補の得票は分散し、 当選ラインは7~8万票程度と見られている。
投票は16日午前7時~午後8時、 県内855カ所(うち605カ所で閉所時間を繰り上げ)で行われる。 開票は午後8時から各市町村の開票所で順次始まり、 16日深夜には小選挙区の大勢が判明。 開票終了は選挙区が翌17日午前0時15分ごろ、 比例区が同1時15分ごろの予定。