十日えびす前に のしあめの生産ピーク
十日えびすを間近に控え、 商売繁盛の縁起物として人気が高いのしあめの生産がピークを迎えている。
創業90年以上の老舗、 和歌山市本町のうみの製菓㈱(海野佳広社長)でも慌ただしく作業に追われていた。 のしあめは、 砂糖と水あめを140度で煮詰め、 固まらないうちに形作る。 工場の女性らは、 赤と白のあめを手で転がして伸ばし、 器用に曲げながら次々と完成させていった。 商品は200円から販売しており、 売れ筋は約1㍍の板付きあめ5000円。
同社ののしあめは県内や大阪、 奈良の各恵比須(えびす)神社で販売されている。 同社3代目の海野社長(49)は 「縁起が良いのしあめで、 景気が回復し、 商売が繁盛することを願っています」 と話していた。