男子は片家・前田組V 和歌山市中学校ソフトテニス

 第65回和歌山市中学校ソフトテニスインドア大会(個人戦)が、 このほど和歌山ビックホエールで開かれ、 男子は有功の片家裕太、 前田晃輔組、 女子は和歌山信愛女短大付の西谷柚香、 山口晏奈組が優勝した。 有功のチームメートが激突した男子決勝は、 1ゲーム先取されながらも片家、 前田組が続く3ゲームを連取して逆転。 女子決勝が西谷、 山口組が相手に1ゲームも与えず3―0のストレートで圧勝した。 同組は決勝を含む5試合で、 失ったのは準決勝の1ゲームだけという抜群のパワーで栄冠を手にした。

 大会は、 市内の秋季選手権と秋季総合体育大会でベスト32に入ったペアと1年生大会のベスト4のペアのみが出場できる選抜で、 男子47組、 女子43組によるトーナメント戦が行われた。

 試合は5ゲームマッチの3ゲーム先取で実施され、 選手権と総体でともに団体戦二冠に輝いた男子の有功、 女子の信愛の選手たちを中心に、 初戦から息詰まる熱い戦いが繰り広げられた。

 2回戦からの登場となった男子の片家、 前田組は初戦を3―0と幸先良いスタートを切ったものの、 3回戦では大接戦となり3―2で辛くも勝利をつかんだ。 準々決勝を3―1とし、 準決勝では総体個人戦優勝の林、 岩出組(和大付)に3―0で快勝した。 勢いに乗る片家、 前田組は、 神浪、 山口組とのチームメート決勝でも、 粘り強さと積極的な攻撃がさえ、 逆転劇で締めくくった。

 女子の西谷、 山口組も2回戦からだったが、 攻守にわたり息の合ったプレーで得点を重ね、 3試合連続でストレート勝ちを決めた。 準決勝では林、 池上組(東和)に1ゲームを奪われたが、 冷静な試合運びで決勝に進出。 準決勝までに3試合をストレートで勝ち上がった田辺、 湯浅組(東)との決勝は注目を浴びたが、 果敢なプレーで、 相手に反撃の隙を与えず、 4つ目のストレート勝ちを西谷、山口組が達成した。

 男女のベスト8と試合結果は次の通り。

 【男子】①片家裕太、 前田晃輔組②神浪僚、 山口大智組③林良太、 岩出啓伸組▽玉井斗汰、 喜多威瑠組(西脇)⑤福田凌、 鈴木康介組(西和)▽瀧本晃平、 渡辺亮太組(河西)▽藤本達也、 北勇晟組(明和)▽田中良磨、 武田元気組(河北)
 《試合結果》準々決勝=神浪、 山口組3―2瀧本、 渡辺組▽玉井、 喜多組3―1田中、 武田組▽片家、 前田組3―1福田、 鈴木組▽林、 岩出組3―0藤本、 北組◇準決勝=神浪、 山口組3―1玉井、 喜多組▽片家、 前田組3―0林、 岩出組◇決勝=片家、 前田組3―1神浪、 山口組

 【女子】①西谷柚香、 山口晏奈組②田辺莉子、 湯浅未希組③林あぐり、 池上真央組▽高木桃佳、 山﨑真朝組(明和)⑤上山瑠璃、 上硲夏子組(有功)▽熊野なつ、 池中紗良組(西和)▽小寺史織、 前阪梨帆組(貴志)▽後藤成美、 妙見侑希乃組(有功)

 《試合結果》準々決勝=高木、 山﨑組3―2後藤、 妙見組▽田辺、 湯浅組3―0熊野、 池中組▽林、 池上組3―2小寺、 前阪組▽西谷、 山口組3―0上山、 上硲組◇準決勝=田辺、 湯浅組3―0高木、 山﨑組▽西谷、 山口組3―1林、 池上組◇決勝=西谷、 山口組3―0田辺、 湯浅組