県内資本初のメガソーラー完成 梅原
ノーリツ鋼機㈱グループのNKワークス㈱ (本社=和歌山市梅原、 西本博嗣社長) が、 本社敷地内に建設していた県内最大級の電力容量を持つ大規模 (出力2㍗) 太陽光発電所 「ソーラーパワーステーション和歌山」 が完成した。 1日、 同所で竣工式と見学会が行われ、 行政や関係者、 近隣の自治会の人ら約70人が出席。 県内資本初のメガソーラーの船出を祝った。
同発電所は、 敷地面積約2万9000平方㍍で、 最大出力は約2㍗、 使用パネルは6984枚で、 年間発電量は約230万㌔㍗、 CO2の削減効果は年間約950㌧を見込んでいる。 運転は昨年11月に開始。 すでに関西電力に売電しており、 年間で一般家庭の約600世帯分をまかなえるという。
ノーリツ鋼機グループは、 LED照明機器の生産・販売やエネルギー管理システムの機器を提供する他、 近年は環境問題に関連した事業を展開している。 エネルギー問題による環境への影響の低減と持続可能なエネルギー供給といった観点から、 グループの休遊地を活用して昨年8月にメガソーラーの建設に着工。 再生可能エネルギー事業へ参入した。
式では、 設計・施工業者の㈱NTTファシリティーズ (本社=東京都、 筒井清志社長) と、 ㈱きんでん (本店=大阪市、 藤田訓彦社長)、 ㈱淺川組 (本社=和歌山市小松原通、 栗生泰廣社長) に感謝状が贈られた。 同社の西本社長は 「長い目で見て日本の再生可能エネルギーの拠点としていきたい。 県外でも候補地を見ながら、 太陽光だけでなく、 風力、 波力、 地熱など、 幅広く展開していきたい」 と話していた。
その後、 出席者たちは説明を受けながら見学した。