「わかぱんポッキー」完成 観光キャンペに活用
白浜町に飼育数日本一の7頭のパンダがいる県の魅力を全国にアピールしようと、 県観光連盟は、 江崎グリコ㈱の人気チョコレート菓子 「ポッキー〈パンダ〉」 のパッケージに、 和歌山観光PRシンボルキャラクター 「わかぱん」 をデザインした限定非売品 「わかぱんポッキー」 を製作し、 各種観光キャンペーンへの活用を始めた。
ポッキー〈パンダ〉は、 チョコレート菓子業界でトップシェアを誇る 「ポッキー」 シリーズの一つで、 クッキー&クリームがパンダの白黒の模様のようになっており、 昨年8月に発売された。
和歌山のパンダの認知度向上に使いたいと、 同連盟が同社にタイアップを打診し、 無料配布の記念品として 「わかぱんポッキー」 が実現。 同連盟と白浜温泉旅館協同組合が各1万個を製作した。
パッケージ表面にはわかぱんの全面イラスト、 裏面にはアドベンチャーワールドや白浜温泉の紹介を掲載している。
県内での活用は、 同組合加盟の宿泊施設で、 和歌山のパンダファミリー(永明、 良浜、 陽浜、 海浜、 永浜、 梅浜、 優浜)と同じ漢字が入った利用客に 「わかぱんポッキー」 をプレゼントする特別宿泊プランを4月7日まで開催する。
県外では、 愛知県の名古屋・三河地区で自動車販売などを手掛けるキリックスグループ・ネッツトヨタ東名古屋㈱ 「ネッツ店」 の全21店で、 9~11日の来店者へのプレゼントに使われる。 同社の山口春三社主が東海和歌山県人会の会長であることから、 協力を得られた。
さらに、 2、 3月に東北や大阪、 岡山などで開催される観光プロモーションやアウトドアの見本市の会場でも、 来場者に配布する。
仁坂吉伸知事は 「和歌山にパンダがいっぱいいることがなかなか全国に知られていない。 努力を積み重ねてアピールしていきたい」。 同連盟は 「今回製作した2万個の反応を見ながら、 今後は地域限定発売などの可能性も探っていきたい」 と話している。