女子大生ら開発「二十歳になる女の子に贈りたい梅酒」
海南市藤白の酒造会社 「中野BC」 (中野幸生代表) と和歌山大学観光学部の女子学生7人でつくるサークル 「梅酒研究所」 が、 「二十歳になる女の子に贈りたい梅酒」 を共同で開発した。 「飲みやすさ」 と 「かわいさ」 にこだわり、 女子学生ならではのアイデアを詰め込んだ一品。 27日に発売される。
サークルは平成23年5月、 梅酒の開発を通して梅産業を学ぼうと結成。 NPO法人 「わかやまNPOセンター」 の有井安仁副理事長が間を取り持ち、 昨年5月から同社との新商品の開発に取り組んできた。 メンバーは3年生の赤木結さん (21)、 越智耀子さん (21)、 山本茜さん (21)、 宮崎夏実さん (21)、 西村文希さん (21)、 鈴木保奈美さん (21)、 2年生の井上珠子さん (21)。 実際に梅の収穫や梅酒作りを体験した後、 意見交換や試作品の試飲を重ね、 コンセプトから色、 味、 ボトルのデザインまで全てに携わった。
新商品の名前は 「blossom (ブロッサム) ~さくらの梅酒~」。 二十歳になる女の子へ大人の第一歩としてのお祝いに贈ってもらえるよう思いを込めた。 フレッシュな味にしようと若い紀州南高梅を使い、 桜のシロップで香り付け。 アルコール度数は低めの10度に抑え、 甘さの中にほんのりと酸味が加わった飲みやすい味に仕上がっている。
見た目にはかわいさがいっぱい。 キラキラと輝く金箔 (きんぱく) を入れた。 ボトルは丸みのある形にし、 栓はコルク。 桜の花をあしらったネックレス兼ブレスレットを掛けている。
19日、 開発に協力したみなべ町の 「月向農園」 で記者発表があり、 リーダーの赤木さんが 「日本一かわいい梅酒。 大人の仲間入りのお祝いにふさわしい一品です」 とPR。 同社の中野幸治副社長は 「学生さんのアイデアが斬新な梅酒開発につながり、 私たちも大変勉強になりました」 と話した。
販売は同社内の販売所 「長久庵」 とインターネットで。 500㍉㍑入り3150円。 売り上げのうち100円は、 県内でボランティアをする学生の支援に寄付される。
問い合わせは0120・050・609。