山司さんに総務大臣表彰 消防功労で県内初
防火、防災活動に優れ、国民の模範となる個人を表彰する平成25年度「消防功労者総務大臣表彰」を、県婦人防火クラブ連絡協議会会長の山司嘉代子さん(80)=紀の川市=が県内で初めて受賞した。本年度は全国から消防団員8人と、山司さんを含む婦人防火クラブ員4人が選ばれた。
山司さんは昭和58年に発足した藤井地区婦人防火クラブで代表に、粉河町婦人防火クラブ連絡協議会で会長に就任。平成17年からは、同市粉河婦人防火クラブ連絡協議会の会長を発足当時から務めている。
同23年に県婦人防火クラブ連絡協議会の会長に就き、会員約1万4000人をまとめる他、各地域で行われる研修会や防災訓練に参加。長年にわたって防火、防災活動の先頭に立ち、地域での安全の確保に力を入れている。
表彰を受け山司さんは「大きな宝物を頂いた。地域の方々、各防火クラブの皆さんへ感謝の気持ちでいっぱい」と感謝を表し、「防火、防災は各家庭で大切なこと。これからも地域の方々と協力し合って地域に貢献していきたいです」と展望を語った。
今月5日には東京で表彰式が行われ、26日に紀の川市役所を訪れ、中村愼司市長に報告した。