個人向け3Dプリンターも 商議所が合同発表会

 ビジネスチャンスの拡大につなげてもらおうと、和歌山商工会議所の会員事業所が1年以内に開発した新商品や新サービスをマスコミに直接アピールする「合同プレス発表会」が23日、和歌山市西汀丁の同会議所で開かれた。同市と紀の川市の12社が参加し、各社5分の制限時間の中でプレゼンテーションした。

 パーソナル3Dプリンター組み立てキットを開発した「レイズ・エンタープライズ㈱」(和歌山市つつじが丘)は、ものづくりに興味を持っている男性や商品の試作コストを削減したい中小企業を対象に、6時間の講習でパーツの組み立て、使い方を学べる同キット「EAGLE―MM」を紹介。安価で手に入ることや、パーツが壊れた時も同3Dプリンターで予備を作成できることなどをPRした。

 「㈲七瀧八壺本舗」(同市鷹匠町)は、県内で初の取り扱いとなる天然素材100%の孟宗竹の土壌改良剤「発酵竹パウダー」を紹介。竹パウダーを発酵させているので、乳酸菌酵母が土壌の栄養分を増やし、土壌を浄化させることをアピール。今後、竹パウダーを利用し、食品・薬品関連などにも販路を広げると伝えた。

 他、アロマセリノ(同市和歌浦中)▽ふとんのにしなか(六十谷)▽レモネード カフェ(元寺町)▽㈱KEGキャリア・アカデミー(友田町)▽ユメージング(北島)▽井出印刷㈱(北坂ノ上丁)▽㈱おはなはん(加納)▽ホークスアイ・エス・シー㈱(西浜)▽ベーキング ガレージ ハリマヤ(塩屋)▽㈱阪中緑化資材(紀の川市桃山町)――が参加した。