小中34人、筆振るう 和歌山地区席書大会

 手本を見ずに席書きする「平成25年度全国学生書写書道展」の和歌山地区席書大会が24日、和歌山市の東部コミュニティセンターで開かれ、県内の書道教室に通う小中校生34人が筆を振るった。

 全国学生書写書道総合大会(共催=日本書字文化協会、文字・活字文化推進機構)の一環。全国20会場で開かれ、約800人の子どもが取り組む。来月に審査があり、文部科学大臣賞などが決定する。

 子どもたちは制限時間20分で学年ごとの課題を2枚書き上げる。開始の合図が出ると、緊迫した空気が張りつめる中、慎重に筆を運んだ。

 紀之川中学校2年生の和田奈実さん(13)は「書道が好き。緊張したけど、貴重な体験ができた」と話していた。