租税教育に尽力 和歌山県内6人に大阪国税局長表彰

 長年にわたり申告納税制度の普及発展、租税教育の推進に尽力した個人・団体を表彰する本年度の大阪国税局長納税表彰式が10月28日、大阪市のホテルであり、2府4県47人が表彰された。県からは県立和歌山商業高校教頭の坂中俊之さん(54)ら6人が表彰を受けた。

 坂中さんは、高校生に税の大切さやその仕組みを伝えようと和歌山税務署員を招いて租税教室を実施してきた。商業を学ぶ高校生が日ごろの学習の成果を発表する「商業教育フェスタ」では、同税務署と共に税に関するブースを設け、生徒だけでなく、一般の人への普及にも努めたことなどが評価された。

 坂中さんは「みんなで取り組んできたことが結果につながった。今後も次世代の担い手の育成として継続していきたい」と喜びを語った。

 他の県内の受賞者は次の皆さん。

    ◇
 深谷政男(海南納税協会常人理事)▽西田光作(御坊納税協会副会長)▽野村富や(田辺納税協会会長)▽石崎正雄(粉河納税協会副会長)▽戸田龍吾(湯浅納税協会副会長)