和歌山市「ご当地ナンバー」 交付第1号は濵田さん

 和歌山市は1日、50㏄以下の原付向けにオリジナルデザインの「ご当地ナンバープレート」の交付を開始した。受け付け開始前から約30人の市民が集まり、抽選で交付第1号には今福の会社員、濵田賢吾さん(55)が選ばれ、大橋建一市長がナンバー「1」のプレートを手渡した。

 ご当地ナンバープレートは全国約200市町村が導入し、名産や出身著名人によるデザインなど、各地の特色を出したものとなっている。

 和歌山市はことし4~5月にデザインを公募し、応募総数266点の中から市内在住の会社員、安原千紗さんの作品を採用した。デザインは、左側に和歌山城と緑の森、右側に和歌山マリーナシティへと続くサンブリッジと海を配し、紀の川の流れを表現する緑のラインで結んでいる。森と上部の雲の線は、和歌山の頭文字「W」をかたどっている。

 交付開始の1日、午前8時半の受付前に第1号を目指す市民28人が集合。到着順にくじを引いていったが、なかなか1番は出ず、26番目の濵田さんが第1号を引き当て、大橋市長からナンバープレートを受け取った。

 主に通勤で原付を使っているという濵田さんは「和歌山らしさが出たいいデザインなので、ぜひ付けて走りたいと思っていた。1番の予感はしていたが、本当に当たって驚いた。うれしいし、光栄」と喜んでいた。

 大橋市長は「シンプルで味のあるデザイン。2年後の国体に向けて多くの人に付けて走ってもらえれば、和歌山のイメージもアップする」と話していた。

 ご当地ナンバーの交付は、市役所2階の市民税課で随時受け付けている。午前8時半から午後5時15分(木曜は7時)まで。問い合わせは同課(℡073・435・1035)。