八幡台Aが優勝 少年フットサル和歌山県大会

 バーモントカップ第23回全日本少年フットサル大会県大会が、このほど和歌山ビッグウエーブで開かれ、八幡台JSC・Aが12年ぶり2回目の優勝を決めた。決勝では4連覇を目指した王者・四箇郷と対戦。先制点を奪われながらも、果敢な攻撃で逆転すると、着実に得点を加え6―3で快勝した。八幡台は1月4日から東京・駒沢体育館を主会場に開催される全国大会に出場する。しんぽう写真館はこちらから

 ◇決勝
 八幡台A6(4―2、2―1)3四箇郷

 県予選の決勝トーナメントは紀北代表6と紀南代表2の8チームが激突した。決勝は夏の全日本少年サッカー大会の県代表・八幡台と3年連続優勝の四箇郷が顔を合わせた。

 試合は15分ハーフで行われ、前半開始早々から四箇郷が積極的に仕掛け、3分に四箇郷が緒方のゴールで先制した。屋外の8人制とはひと味違うフットサルにややペースがつかめなかった八幡台も、素早く1分後に南が同点ゴール。一進一退のゲームは、両チーム1点ずつを加え白熱した展開となったが、残り5分を切ってから八幡台は坂本、中屋が連続で得点を挙げ、2点リードで折り返した。

 後半に入り、挽回を狙う四箇郷の攻撃に、GK岩井を軸に八幡台の堅守が光った。10分過ぎまで両チームともに得点できず膠着(こうちゃく)状態となったが、ここでも八幡台の中屋が相手GKをかわしゴール。終盤さらに1点を追加した。四箇郷が準決勝で見せた0―5からの同点劇を八幡台の選手たちも知っていただけに、ゲームセットまで油断せず、反撃を宮崎の1ゴールに抑え、県代表切符を手にした。

 八幡台の大國コーチは「子どもたちがよく頑張った。8人制では全国の壁の高さを痛感した。フットサルも厳しいだろうが、いい結果に結びつくようチャレンジしたい」とし、南主将は「優勝できてうれしい。チームみんなの勝つぞという気持ちが高かった。全国でも全力プレーで頑張る」と意欲を見せた。

 《八幡台JSC・A》監督=菊谷達也▽コーチ=大國篤史▽主将=南翔太▽選手=岩井舜、中本耕輔、金岡樹生、濱田大雅、酒井愛弥、石橋斗夢、淀澤紀登、中屋愛斗、坂本龍紀、岩田勝、神前敦哉、細峪宗真、矢田祥真

 《四箇郷少年サッカークラブ》会長・コーチ=上赤坂佳秀▽監督=津田敏秀▽コーチ=松本卓也、芦原義章▽選手=筒井琉矢、宮崎康志郎、瀬藤大翔、荒木宏心、河内恒成、白石桜雅、中川翔、浦貫介、緒方慶、塩崎祐人