3月16日オープン「イオンモール和歌山」
和歌山市中で建設が進んでいる県内初進出のショッピングモール「イオンモール和歌山」のオープン日時が、来年3月16日午前9時に決定した。イオングループが9日、ホテルグランヴィア和歌山で記者会見し発表。イオンモール㈱の岩本博専務・営業本部長は「商業ゾーンの中核の好立地であり、構想からオープンまで5年以内と早い展開で進んだ。年間1000万人の来客を見込んでいる」と意気込みを述べた。
会見には新聞、雑誌、ラジオ、テレビなど報道関係者40人(25社)が集まり、注目度の高さがうかがえた。
発表によると、店舗は敷地面積約15万5000平方㍍(甲子園球場4個分)、延べ床面積約12万8000平方㍍。地下2階、地上3階。駐車収容台数は約3500台の予定で、無料開放する方針。
想定商圏は県内北部や大阪府の岬町、阪南市など、車で30分圏内の約16万世帯、約42万人を想定している。
店舗の見どころは、イオンシネマ(10スクリーン)や地域最大級の「キッズゾーン」、食品売り場(約3500平方㍍)、県内最大規模のフードコート(約1000席)など。
専門店は約210店舗のうち約6割が県内初出店(近畿初19店、県内初113店)と、目新しさが前面に押し出された。
大阪府泉南市の「イオンモールりんくう泉南」との関係については、モール部分を地域初出店店舗強化ですみ分けし、食品部分を地域密着戦略により、2店の相乗効果による顧客獲得を目指す。
イオンモール和歌山は国内134モール目(近畿30モール目)で、規模は国内23番目(近畿7番目)。
和歌山への進出により、未出店地域は福井、山口、徳島、長崎、沖縄(現在準備中)の5県になった。