群読/貴志中、鳴滝小が最優秀 和歌山市子ども暗唱大会
第8回和歌山市子ども暗唱大会が7日、同市北出島のプラザホープで開かれ、市内の小中学生231人が暗記した詩や物語を朗読。グループで発表する「群読の部」で、貴志中学校2年生の「世界で一番の贈りもの」、鳴滝小学校5年生の「むかしむかしのおかしなはなし」が最優秀賞の和歌山城南ロータリークラブ会長賞に輝いた。
子どもの国語力向上や豊かな感性を育むことを目的に、同クラブ(北村恒男会長)が主催。市の小中学校の国語教育研究会が共催、本紙などが後援した。
貴志中2年生の「世界で一番の贈りもの」は、1914年12月、第1次世界大戦の最前線で起きたといわれている「クリスマス休戦」を題材にした物語。生徒たちは、兵士が武器を置き、互いにクリスマスを祝った瞬間を力強く表現した。
その他、群読の部で優秀賞に輝いた向陽中1年生は、ビクトル・ユゴーが執筆したフランス文学の大河小説「レ・ミゼラブル」を朗読。主人公がどん底からはい上がる心の叫びを感情を込めて発表していた。最優秀賞以外の入賞者は次の皆さん。
【中学生個人の部】優秀賞=小殿菜月(河西3年)、橋本紗知(楠見1年)▽奨励賞=谷安里紗(貴志2年)、乾春野(同)▽城南ロータリークラブ賞=沖未生那(河西3年)、仮元翔梧(明和1年)
【小学生個人の部】優秀賞=西村玲香(名草4年)、藤木志保(福島3年)▽奨励賞=大浦瑞季(直川5年)、吉田こころ(東山東4年)▽城南ロータリークラブ賞=落合梓香(川永4年)、岩本鈴菜(鳴滝4年)
【中学生群読の部】優秀賞=桐蔭3年、向陽1年▽奨励賞=向陽1年、桐蔭2年▽城南ロータリークラブ賞=紀伊2年、桐蔭1年
【小学生群読の部】優秀賞=直川3~6年、福島・同▽奨励賞=三田1~6年、和大付属2年▽城南ロータリークラブ賞=広瀬3年、東山東5年
【特別賞】芝田怜奈(桐蔭3年)