永井選手「アルテリーヴォがJに上がれるように」
関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山は先月31日、昨季限りでJ2の横浜FCを退団した元日本代表FW永井雄一郎選手(35)と契約を結んだ。永井選手は1日からチームに合流し、練習を開始。契約は1年、プロ契約はチーム4人目となる。3日には和歌山市内で記者会見を開いた。
Jリーグ入りを目指すアルテリーヴォだが、昨季リーグの成績は4勝9敗1分で、8チーム中6位に終わった。チームは今季に向け、新たに8選手を獲得。元Jリーガーや日本代表DFとして活躍した辻本茂輝氏(34)を新監督に招くなど、補強に力を入れてきた。チーム関係者は「経験のある選手を補強できた。若い選手にいい影響を与えてほしい」と期待を込める。
永井選手は辻本監督の1学年上にあたり、1999年にナイジェリアで開催されたワールドユースではチームメート。ことし2月、辻本監督が永井選手に直接電話でオファーを出し、その後、代理人と交渉を進めてきた。背番号は4。
永井選手は平成9年に浦和レッドダイヤモンズに入団、同年4月12日、高卒新人FWとしてデビューを果たした。日本代表に選出され、フランスで開かれたコンフェデレーションズカップにも出場。19年のAFCチャンピオンズリーグでは浦和の優勝に貢献するとともに、大会MVPに選ばれた。Jリーグ通算ではJ1で288試合52得点、J2で49試合15得点。
永井選手は「アルテリーヴォ和歌山がJの舞台に上がれるように、これまでの経験を生かして、いろんなことをやっていきたい」と話した。