初代主将の永山選手引退へ トライアンズ
プロバスケットボールリーグ「NBL」に所属する和歌山トライアンズは4日、初代キャプテンを務めた永山誠選手(36)=ポジション・ガード=が今シーズンで14年間の現役生活から引退することを発表した。
永山選手は、学生時代から洛南高校、日本大学とバスケットボールの名門校で活躍。高校では、全日本ジュニアのキャプテンを務め、大学では、ユニバーシアード男子日本代表にも選出された。その後、松下電器パナソニックスーパーカンガルーズに入団し、13年間パナソニックで活躍。廃部が決まった同チームを継承した和歌山トライアンズでは、キャプテンとしてチームをまとめた。
永山選手の魅力は、精度の高いシュートで、JBL2008―09、2009―10シーズンに、2年連続で3ポイントシュートの個人タイトルを獲得するなど、常にバスケットボール界で輝きを放ち続けた。ファンには、「ミスタートライアンズ」の愛称で親しまれている。
シーズン中の引退表明について永山選手は「皆さまにお礼をさせていただく機会もつくれるかと思い、このタイミングになりました」とし、「まだ戦いは続いています。チームの力になれるように全力で頑張ります」とコメントした。