秋葉山水泳場にエレベーター棟が完成
来年に迫った紀の国わかやま国体・大会の水泳競技会場にも指定されている秋葉山公園県民水泳場(和歌山市秋葉町)のエレベーター棟が完成し、稼働が開始された。3階構造で、3階が水泳場、2階が歩道橋に接続。車いすなどの人にも、施設まで楽に移動ができるようになった。
水泳施設は、秋葉山の頂上に建設されており、車以外での利用には、施設まで坂を登らなければならなかった。設備完成により、エレベーター棟で3階まで上がり、地下駐車場から施設につながっているエレベーターを利用することで、バリアフリーになる。
完成したエレベーターは11人乗り。稼働時間は、午前9時半から午後10時ごろまで。休館日は停止させる。
稼働されたエレベーターには、近くの駐輪場に自転車を止めた施設利用者などが、乗り込み活用している。施設の建設、管理を担当する県都市政策課景観・公園班の担当者は「車いす以外の健常者の方にもたくさんエレベーターを利用してもらい、水泳での健康増進や和歌山国体・大会での盛り上がりに貢献できれば」と話している。
総事業費は1億6054万円。設計は梓設計・バウ建築企画設計特定設計業務共同企業体。施工は建築がアサカワリフォーム㈱(尾添信行社長・本社同市小松原通)、電設が共栄電設㈱和歌山本店(寺村直恭社長、本社新宮市)。