トップは3期連続で中西さん 海南市議選

 任期満了に伴う海南市議選は27日、投開票され、新市議22人が決まった。現職19氏全員が議席を守り、トップは3期連続で中西徹さん。前回票を上回る2582・688票を獲得した。新人4氏は東方さんが4位、森下さんが10位、米原さんが14位で当選。出遅れが響いたとみられる那田さんが涙をのみ、明暗を分ける結果となった。

 午後11時すぎ、トップ当選確実の連絡が入ると、下津町上地内の選挙事務所には歓声がこだま。間もなく中西さんが到着し、祝福の大きな拍手に満面の笑みで応えた。妻の葉子さん(38)や支持者と共に、山ノ内宏さんの発声で万歳を三唱し、喜び全開。馬場伸之後援会長がお礼の言葉を述べた。

 マイクを握った中西さんは「皆さんの支援、協力のおかげです」と感謝感激の様子。「合併後10年の節目、海南市はこれからです。生産・経営基盤の整備促進による農業の活性化や子育て支援に力を入れたい」と抱負を語った。

 続けて「市や地元のために精いっぱい汗をかく。まだまだ通過点。4年間、必ず頑張ります」と決意表明。鏡開きを行い、亀井伸晃さんの音頭で乾杯した。