登録文化財プレート設置 伊太祈曽駅

 ことし4月に和歌山電鐵㈱貴志川線の伊太祈曽駅検査場などが国の登録有形文化財となったことを受けて17日、同所で登録を記念した除幕式があり、登録プレートがお披露目された。同社の小嶋光信社長らが出席した他、たま社長代理、ニタマスーパー駅長も登場するなどして祝った。

 今回の登録は、同検査場(大正5年完成)の他、駅プラットホーム(同)、西第二橋梁(同)など5カ所が対象。式で小嶋社長は「乗客を乗せて走る生きる鉄道施設が、博物館になりました。地方鉄道は地域の宝です。今後も施設を大切にしながら運営します」と述べた。

 この日が同電鉄主催の催しに出席する最後となり、同社から感謝状を贈呈された大橋建一和歌山市長は、「廃線の危機の時から関わってきたから思い入れも深い。今後は一市民として応援したい」とエールを送った。

 この日はその他、市が整備した駅前のカラー舗装整備の完成も紹介された。